心の清涼剤

胸の辺りがスーッとする読後感

クリスマスソングで踊りたい人に

田舎いなかみちはし

くらくてまわりの風景ふうけいはわからない

街灯がいとうひかりよわくて暗闇くらやみ

ここがどのあたりなのかもわからない

いたらこんなところまでていたというかん

 

運転うんてん友達ともだちがしている

おれはレンタルしたCDをさぐりながらなにこうかまよっている

どれもヒットチャートにはいっているものでこだわりはない

おれ趣味しゅみじゃなくて友達ともだち趣味しゅみだとおも

おれ洋楽ようがくのロックがきたかったけどそれにちかいものもなくて適当てきとうえら

 

くるまれですこ気持きもわるくなる

かおげてまた風景ふうけいながめる

相変あいかわらずくらでどこにいるのかわからない

友達ともだちっているみちらしくて確信かくしんをもってハンドルを

ヘッドライトがビームのように道路どうろらし

 

以前いぜんたことがあるのかもしれないけどこんなところなにをしにたんだろうとおも

昼間ひるまであればなにかおもしろいものがあったのかもしれない

友達ともだち高速こうそくろうかとってくる

おれ冗談じょうだんだとおもったけど普通ふつうにやめとけとかえ

 

時計とけい

まずさをとおして退屈たいくつになってくるけどそれを意識いしきしたらわりだとおも

 

コンビニの煌々こうこうとしたかりがえてくる

砂漠さばくなかのオアシスみたいに場違ばちがいな雰囲気ふんいき

そのくらいのド田舎いなか

 

当然とうぜんのようにそのコンビニに

きゃく一人ひとりもいない

友達ともだちはまっすぐに雑誌ざっしのコーナーに

おれはとりあえず店内てんない見回みまわ

品揃しなぞろえは充実じゅうじつしていてどこにでもあるコンビニと大差たいさない

さすがにこんな場所ばしょでもチェーンてんとしての体裁ていさいたもっている

レジにはおんな店員てんいん一人ひとりひまそうにっている

いらっしゃいませのこえがぎこちないかん

かおると黒髪くろかみうしろでたばねていて清楚せいそかんじでかなり美人びじんだとおもった

しばらく見惚みほれたいかん

うまではそらしたくない

 

それをおれねるように友達ともだちはな

雑誌ざっしみしていた友達ともだち視線しせんげてレジのほうてそれに同意どういするようにニヤッと微笑ほほえんだ

まるでこの状態じょうたい予言よげんしていたみたいに

こんな田舎いなかまで理由りゆうあとづけするみたいに

 

店内てんないではBGMがながれている

軽快けいかいなリズムのクリスマスソング

ベルのおとがバックでっている

おれはそのBGMでリズムをるようにくつゆからしながらそのクリスマスソングにハミングでわせている

 

レジのほうにチラチラと視線しせんおく

バレないように

いま気付きづいたけど彼女かのじょはサンタクロースの帽子ぼうしをかぶっている

さっきまではかぶっていただろうか

もしかしたらおれてからかぶったんじゃないか

おれへのアピールとして

 

店内てんないのクリスマスソングはメリークリスマスを連発れんぱつしている

ゆき予感よかん

そのきょく運命うんめい瞬間しゅんかんあお

彼女かのじょそとながめている

その横顔よこがおおれ確信かくしんした

首筋くびすじあごのライン

イケるようながする

note.mu