心の清涼剤

胸の辺りがスーッとする読後感

橋の上から飛び込みたい

はしうえからしたながめている

欄干らんかんにまたがってかわながれを見下みおろしている

10メートルくらいだろうか

たかいのかひくいのか判断はんだんがつかない

したからたらたいしたたかさじゃないけどうえから見下みおろすとヤバイかもしれないという心理戦しんりせん

ふかさは十分じゅうぶんにある

あぶない意味いみじゃない

なつかわおよぎにたときの光景こうけい

 

一緒いっしょ友達ともだちあお

これは根性こんじょうだめしなんだろうか

 

とおりかかったくるま不審ふしんそうなていたかもしれない

それとも最近さいきん若者わかものというジェネレーションギャップへの嫌悪感けんおかんだろうか

どっちにしてもさっさとめよとおもっていたんじゃないか

 

でもぼくまなかった

めなかったのか

恐怖心きょうふしんはなかったとおもいたい

本当ほんとうにさっさとめばよかったのに

んだとしてもあっさりとしたものだったはずだ

たいしたことじゃない

骨折こっせつしたりするほどの大怪我おおけがもないだろう

おとこがるというほどのことでもないし

世間せけんらずの若者わかもの

友達ともだちもそうっただろうとおも

 

それでもぼくまなかった

後悔うかいしているんだろうか

どっちにしてもくだらないこと

たったそれだけのこと

おもすと何故なぜなさけなくなってはくるけど

 

ゆくかわながれはえずして、しかももとのみずにあらず

 

あのときながれていたかわみずはどこまでったのだろうとかんがえる

ぼくからだでてながれていったあのつめたいみず

もうとっくに太平洋たいへいようまで到達とうたつして蒸発じょうはつして大気たいきなかんでしまっているだろう

循環じゅんかんしてまれわるみたいな

たしかそういう意味いみじゃなかったか

 

ゆくかわながれはえずして、しかももとのみずにあらず

 

それ以来いらいあの場所ばしょへはっていない

もう二度にどかないとおも

だれかれもが大人おとなになってしまった

友達ともだちもなにもかもわすれてしまっているだろう

 

かずあるなつ記憶きおくなか

いまぼくがそれをおもしているのはこの状況じょうきょう

まさにいま世界せかいふちってこれからもうとしているところだからだ

note.mu