心の清涼剤

胸の辺りがスーッとする読後感

天国の入り口

花畑はなばたけ

まわりを見渡みわたすかぎりにはなみだれている

まさにいろとりどりであかとかしろとかではおさまりきらない

どこかのお金持かねもちの高級こうきゅう庭遊にわあそびみたいに

その周囲しゅういにはたくさんの林立りんりつしていてこのはなたちをかこんでまもっているみたいだ

はは見守みまもるように

 

さわやかなかぜはな木々きぎらす

こんな場所ばしょがあったなんてしんじられない

フラフラとそらからたどりいた

闖入者ちんにゅうしゃたいする虚無きょむ沈黙ちんもく

 

むねなかから感情かんじょうあふしそうになる

それをおさえるためにむねてる

どこからかとりごえこえる

そら見上みあげるとくもひとつないそらうすあおひろがっている

どこに視点してんわせればいいのかわからず目眩めまいがしそうになる

 

ひざをついてしゃがみこむとその部分ぶぶんはなつぶれてしまう

もうそら気力きりょくのこっていない

もう十分じゅうぶんだとおも

もうこれで最後さいごなんだと納得なっとくする

 

あのひと姿すがたおもかべる

まえっすらとその姿すがた見下みおろしている

 

つぶれたはなのことをおも

じるとむねのあたりに意識いしき集中しゅうちゅうする

そこにすべてを吸収きゅうしゅうさせるブラックホールみたいに

万華鏡まんげきょうのぞいたときのようにあかるいひかり視界しかいおお

まぶしくてまぶたうらあつくなるようだ

それがうれしくてなにかがこる予感よかんつつまれながらわたし意識いしきしずかにえる一歩いっぽ手前てまえでそのときをっている

note.mu