心の清涼剤

胸の辺りがスーッとする読後感

スルッ

平日へいじつ午前ごぜん

カラッとれた青空あおぞら

人波ひとなみはまだゆるやか

まちのゲームセンターはいている

 

まだあたらしい空気くうきたされた店内てんない

とおりすがりの警備員けいびいんこえをかけられる

学校がっこうはどうしたんだと

ぼくたちのでは大人おとなあざむくことは出来できない

今日きょう代休だいきゅうやすみなんですとこたえると簡単かんたん納得なっとくする

一応いちおう義務ぎむたしたという具合ぐあい

今日きょう月曜日げつようび昨日きのう日曜日にちようび学校がっこうがあって今日きょうやすみなのは本当ほんとうだった

 

店内てんないはひっそりとしている

無駄むだ電力でんりょく使つかっているとおも

ぼく友達ともだちはUFOキャッチャーに

フィギュアだ

どうしてこんなものがしいのかという疑問ぎもんもある

それにたいするこたえはているとしくなるというもの

アニメキャラのリアルな造形ぞうけい

ねらうのは主人公しゅじんこうではなくてヒロイン

なまめかしいからだのライン

 

100円玉えんだまれて挑戦ちょうせんする

それはまさに挑戦ちょうせんだった

れるわけがない

れない仕様しようになっている

店員てんいん嘲笑あざわら

 

ここでべつ友達ともだちのグループと合流ごうりゅうする

最初さいしょ別々べつべつでも結局けっきょくおなかおぶれであつまる

制服せいふく私服しふくちがいこそあれ

まだまだせまなか

 

そのみんなでUFOキャッチャーをかこ

ラグビースクラムむみたいに

その熱量ねつりょうれそうな雰囲気ふんいきがある

横側よこがわまわったりして視線しせん角度かくどえながられそうなポイントをさが

 

クレーンのアームがゆっくりとりていく

そのさきがピンポイント

ヒロインのからだ挑発ちょうはつする

ぼくたちはがりながらその一点いってんつめてそこにある情熱じょうねつのがさないように必死ひっしでフィギュアをにらみつけている

note.mu