心の清涼剤

胸の辺りがスーッとする読後感

乾燥ヒド過ぎ涙が枯れる

なんとなくはしつづけている

くるまれながら大通おおどおりをすす

運転うんてんあら

友達ともだちはハンドルを片手かたておおげさにまわしてみせる

きっとだれかのわる影響えいきょうだろう

 

おれはヒットきょくがダビングされたふるいカセットテープをあさ

くるま運転うんてんしている友達ともだちのもの

だからそのテープも友達ともだちのもの

どのテープになんきょくが入っているのかわからない

ランダムな状態じょうたい

そのなかでいいきょく発見はっけんするたのしみもあるんだけれど

 

れいによってまたJ-POPだろう

そこにこだわりはない

なんだっていいっておもっている

このくるまだってどこにくかまっていない

センスの確認かくにんなんか必要ひつようない

なにはなしのきっかけがあればむかしはなしだってできる

 

なにかないの?」

 

「うーん」

 

むかしみたいにはならない

おもってとおくにきたいとおもっている

でもその友達ともだちには通用つうようしないだろう

現実げんじつ見始みはじめている

相変あいかわらずおれほういてけぼりだ

 

かわはさんだこうがわにデッカイ観覧車かんらんしゃえてくる

あそこにってみたいとおれってみる

かないと友達ともだちつよ即答そくとうする

そんなかんじだ

 

カセットテープをくるまのプレイヤーにれる

いまだにこんなものがくるまいているのはめずらしい

一世代ひとせだい二世代前ふたせだいまえ記憶きおく

カタカタと機械きかいこわれたようなおとしている

それでも音楽おんがくながはじめる

きょくあたまからではなくて途中とちゅうから

なんきょくだか全然ぜんぜんわからない

ザラザラとした音質おんしつ

あまりにもむかし質感しつかん

何故なぜだかさみしい気持きもちになってくる

J-POPよりも以前いぜん謡曲かようきょく

おんなおとこあやまるゴメンナサイと

化粧けしょういオバサンとかおがテカテカのオジサンというイメージ

 

そられてくも一つない

天気予報てんきよほうにすることなんかまったくないくらいに

小春日和こはるびより

太陽たいようまぶしくておれはしかめっつらになる

きっと乾燥注意報かんそうちゅういほうているだろう

黄色きいろいマークで表示ひょうじされているはず

 

信号しんごうあかまる

かわこうの観覧車かんらんしゃまでまっているようにかんじる

無重力じゅうりょくすこいているようなかん

しっとりとしたメロディーがながれる

それにわかれの台詞せりふつづ

おれ身体からだなみだれるほどにカラカラにかわっている

note.mu