心の清涼剤

胸の辺りがスーッとする読後感

パチンコ屋のイイ女

ひさしぶりにとおったがする

左側ひだりがわ風景ふうけい一変いっぺんして見通みとおしがくなっている

まえはここにパチンコがあったはずでいま更地さらちになっている

不自然ふしぜんにポッカリといたスペース

建物たてもののこしてテナントがわるというのはよくあるけれど

建物たてものまでくなるとおもちゅういて成仏じょうぶつしたみたいにかんじる

おれあるいたゆかいまちりとなって地球ちきゅう彷徨さまよっているのかもしれない

 

あのサンタクロースの衣装いしょうはどうなっただろう

クリスマス付近ふきんおんな店員てんいんがコスプレをしていたヤツがあった

ミニスカートのサンタでギャルけいのメイクにはピッタリだった

おとこ視線しせん誘惑ゆうわくしているのはあきらか

それでもおれはなかなかることが出来できずにキョロキョロとくびうごかすぐらいだった

 

あのはどうしただろうとおも

キレイながいておれはチラチラとながめていた

そのみせたび横目よこめでそのさがしていた

今日きょうはいないのかと残念ざんねんおもっていると突然とつぜん視線しせんがぶつかってドキッとしたり

おれとよくうようながして一人ひとりおもがってみたり

カウンターで対面たいめんしたときにはここぞとばかりにつめてやった

たぶんそんなヤツはいっぱいいたんじゃないか

おれもそのなか一人ひとりかすんでいっただろう

 

名前なまえおぼえているけど確信かくしんはない

名札なふだには漢字かんじかれていたけど音読おんよみか訓読くんよみかはわからない

彼女かのじょはあのとき何歳なんさいだったのか

ギャルけいのメイクですこ日焼ひやけしたようなつやがあって茶髪ちゃぱつのロングヘアー

そういうばっかりいたはずだけどおれていたのはその彼女かのじょだった

 

いまでもあのでいたとしてもどうだろう

もうハッキリとかおおぼえていない

おもそうとしても全然ぜんぜん

こうだってそうだろう

記憶きおく埒外らちがい

おれ勝手かって一方通行いっぽうつうこう

 

今頃いまごろどうしているだろうとおも

あのレベルだ

競争率きょうそうりつたかかったはず

どこかの金持かねもちと結婚けっこんしたかもしれない

それはいいことだとおも

そうねが

そうおれ勝手かって想像そうぞうしていること

それが妄想もうそうでもおれなかではスッキリと完全かんぜんにケリがついた

note.mu