心の清涼剤

胸の辺りがスーッとする読後感

色あせた道路標識

友達ともだちにはさきかえるとつたえた

きは友達ともだちくるまだったけど電車でんしゃかえるから大丈夫だいじょうぶだと

友達ともだちうたがわしそうなかおうなずいた

ぼく行動こうどう理解りかいできないというかんじで

これまでの関係かんけい蓄積ちくせきでおたがいあきらめるのははや

 

そこでなにかたりたようなかんじがある

一気いっき解放感かいほうかん

背中せなかしにどんよりとしたものをりにするかん

ぼくぼくであった瞬間しゅんかん

 

でも電車でんしゃにはらなかった

財布さいふには電車でんしゃちんすらはいっていなかった

友達ともだちにそのはなしはできるはずもない

元々もともとあるいてかえるつもり

あるくのはではないしむしろあるきたいという気持きも

 

ここからいえまでたしか6kmぐらいだったはず

むかしいえちかくにスーパーの案内あんない看板かんばんがあってここから5kmといてあったのをおぼえている

そのスーパーがここらへんちかくにあるので大体だいたい6kmぐらいだろう

くるまだと10ぷんもかからないけどあるくとどうなるかはわからない

むかしからっているみちではあるけれどあるいたことはなかった

いや、一回いっかい二回にかいあったようながする子供こどもころ

子供こどもころ相当そうとうながみちのりにかんじたにちがいない

冒険心ぼうけんしんとも

 

いまはもうなにもかもうしなって夕日ゆうひしずむのを西にしそら見据みすえながらあるいている

できるだけはしってかえろう、つかれたらペースをとせばいい

ブーツのそこがすりるかもしれない

それにはすこ不満ふまんだった

コンクリートかためられたみちはしるんだからしょうがない

スニーカーをいていればかったということでもないじゃないか

 

ちょっとはしっただけでもいきれる

運動不足うんどうぶそくおとろ

イメージとのギャップ

からだがついてこない

全身ぜんしんつめたいあせをかく

 

途中とちゅうですれちがひとたち

中高生ちゅうこうせいがガヤガヤとあるいている

そのあどけない制服せいふく姿すがた

ぼくほうみち逆行ぎゃっこうしているようなみじめなかん

いまぼくからむかしぼくにアドバイスをするならなにうだろう

 

まっとうであれ

 

ユーモアのカケラもない皮肉ひにく

きっとだれわらってくれないだろう

 

西にしそらでは夕日ゆうひ徐々じょじょしずつづける

いきれっぱなしでむね拍動はくどうする

からだ足枷あしかせのようにおも

なが坂道さかみち手前てまえ限界げんかいかんじている

あしぼうになる

ているシャツはあせでビッショリ

いい運動うんどうにはなったんじゃないか

 

道路どうろ標識ひょうしきがキラキラとかがや

いろあせたあかしろ

 

まれ』

 

なが坂道さかみち

夕日ゆうひしずみそうなギリギリの時間じかん

ぼくはそれを見上みあげる

まぶしそうなしかめっつら

しばらくのあいだその場所ばしょまってからだはどんどんつめたくなっていく

note.mu